地球防衛軍5

2017年12月10日 ゲーム
この1年程、平日は仕事で忙しく休日はボードゲームで遊ぶ事が多かったのですっかり家庭用テレビゲームからは離れてしまっていました。また、テレビゲーム自体への熱も下がっており、何作か新作ゲームも買ったものの結局殆ど遊ばなかったため、もう昔みたいなテレビゲームへの集中力も無くなってしまったのか…と思っていました。

そんな中でついに本作発売となった「地球防衛軍5」(以下EDF5)。事前情報では前作4からあまり変化はしていないような雰囲気で、なおかつ何度も発売延期を繰り返していたため、正直不安もありました。(事実前作EDF4は発売直後はゲームバランスが非常に悪く、評判も良くありませんでした)。

…ところが、いざ遊んでみるとどうでしょう。
確かに前作からあまり変わっていない部分もあるものの、一番多用するキャラクター操作に細かい部分で変化が加わった事で、非常に新鮮な気分で遊ぶ事ができます。
また、敵側のキャラにも、今までに存在しなかった素早い動きで身を隠してくる人型のカエルなどが加わったことで、こちらの基本戦略自体も変化することになりました。
そんなこんなで休日をフル活用してEDF5を無我夢中で遊んでいると、気が付くともう50ステージ程クリアしましたが未だに終わりが見えません。

ここで、一旦休憩がてらにそのEDF5が何故に面白いのかを冷静に考えてみました。

1.無駄なCGムービーが無い
現在の最新ゲームのほとんどのものに言えることですが、イベントなどを盛り上げるために随所でCGムービーなどが挿入されます。これはプレイヤーがそれを観ることでよりゲームの世界観に没頭できるからです。
…ですが、「ゲームを遊ぶ」という視点から考えると、ムービーを鑑賞中はプレイヤーはゲームの中に干渉する事はできず、それが長ければ長い程「ゲームを遊びたい」プレイヤーは退屈に感じてしまいます。

EDF5の場合はそれが無い。誇張表現抜きにCGムービーが一度も挿入されないため、プレイヤーはミッション開始後は常に自キャラを操作することができます。

勿論、普通のゲームでこれをやってしまうとストーリーが説明不足になってしまうところですが、そもそもEDFシリーズにストーリーなんてない!5作+派生作も作られている人気シリーズなのに、「異星人が侵略してきたから武器を持って引き金を引こう!」あるのはこれだけなんです。

2.キャラクター演出が無い
これも最新のゲームの多くに取り入れられている手法ですが、あるキャラクターの特徴などを表現する為にイベントなどを用意したり、「あの人気声優を起用!」といった謳い文句で、その人気声優のファンが喜びそうな演出を用意したりします。

これも、純粋なゲームとして遊びたい場合には邪魔になりがちです。勿論、完全に悪ということではなく、元々ファン向けに作られたゲーム(スパロボなど)では大いに楽しめるわけですが、ゲーム性を期待するゲームには不要、と。

で、EDFシリーズにはそれが全くない。そしてそれを最新作まで続けている点が凄い。EDFシリーズのファンが何を求めているのかをしっかり理解している証拠ですね。



この2つに代表されるように、ゲームテンポの阻害をする余計なものを完全に排除、操作性も極力シンプルに、でも歴代シリーズ経験者も楽しめるように新要素も加える、ゲーム自体の操作感覚(UI)は快適、以上の点だけをとことん突き詰めた結果が本作EDF5の面白さの理由だと思っています。


褒めちぎってしまっているので敢えて悪い点も挙げていくと
・世界トップクラスの水準には劣るグラフィック
・シリーズおなじみのチープな効果音
・敵が多過ぎるステージでは相変わらずの処理落ち(PS4のゲームなのに)
・トレーニングモードのような便利機能はない
・アイテムを一々拾わないと入手できない
・わかりやすすぎるコテコテの死亡フラグ発言

実はこのゲーム悪い部分挙げていくとキリがないんです。
でも、そんな悪い部分を差し引いても十分に面白いと思える辺り、1作目から受け継がれている「シンプルだけど面白い」という基本コンセプトは変わっていないんだな、と思えます。

また、私個人的にも「今でもこんなにもゲームに集中できるんだ!」ということが再確認できて凄く嬉しく思います。仕事の合間を縫ってでも、本当に面白いと思えるゲームは今後も遊んでいきたいと改めて思いました。

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