友よ、君たちは何故悪魔に魂を売ったのか
友よ、君たちは何故悪魔に魂を売ったのか
Amazonプライムでライブマンを観終わったので感想を書いておきます。

まず序盤である1話~29話くらいまでをざっくり見ると、3人スタート戦隊ながら1話1話が非常にバラエティに富んだ内容で楽しむことができました。

特に気に入った回は14話「ナベ男勇介の叫び」。一見ギャグ回のようなタイトルですが、今まで勇敢に戦ってきたレッドファルコン・天宮勇介が守るべき人々から石を投げつけられ「俺は本当に戦ってきた意味があったのか?」と自問自答する場面などが印象的でした。

29話からの新展開もまた面白く、現在の戦隊では定番の「追加戦士の登場」「2号ロボの登場」を劇的に描いていたと思います。ちなみにこのライブマンの段階では(商業的にも物語的にも)2号ロボを出す為の必然性として追加戦士が登場したような印象で、現在とは意味合いがやや違うのも興味深いですね(最近の戦隊では6人目の戦士登場、2号ロボの登場、は切り離されて別のイベントとして成立していることが主流)。

そして終盤の怒涛の展開は素晴らしく、やや唐突に登場したように思えたギルドスとブッチーのまさかの正体と存在理由、大教授ビアスの真の目的、最後まで分かり合うことができなかったケンプとマゼンダ、というまさに初期からの設定などをしっかり踏まえた上での物語の畳み方だったと納得しました。

特にガードノイド・ガッシュの忠義心には敵ながら天晴と言わざる負えないでしょう。ジェットマンのグレイもそうでしたが日下さんの渋いお声と、寡黙なキャラが非常に噛み合っていました。ここまで寡黙で忠臣な悪役はなかなか居ないと思います。


ライブマン本編を観終わった後は、ゴーカイジャー30話「友の魂だけでも」を再視聴。以前、ゴーカイジャーを観た時とはまた違った視点で見ることができて、イエローライオン・大原丈の台詞「せめて友の魂だけでも救ってやりたいんだ」と、西村氏の熱演に思わず目頭が熱くなりました。

ライブマンは来年、スーパーミニプラシリーズで何やら新しい玩具展開をするらしいので、そういう意味でも色々と楽しみですね。更にカッコ良くなったスーパーライブロボとか観てみたいです。

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