standing by complete
2015年5月14日 特撮 コメント (2)
知り合い2名からお勧めされて「仮面ライダー555」を少しずつ観ていたのですが、今日でついに全50話視聴を終えましたので感想を書いておきます。
序盤の印象では放浪旅を続けるロードムービーかな?と思いましたがそれは流石になく(予算の都合的に)。
序盤は割と 強引にベルト渡される → カバン間違えてしまった → 戦え! …の繰り返しなので話自体はそこまで盛り上がらないものの、むしろ平成2期ライダーにはあまり無いリアルな日常描写が逆に新鮮でした(特に真理の美容室での仕事の場面とか)。
10話過ぎた辺りからラッキークローバーやら草加やら濃いメンツも揃って来て段々と盛り上がって555にハマってきたのはこの辺り。特に村上社長がいかにも脚本家(井上敏樹さん)らしいキャラでツボだった。
ちなみに知り合い2人達から一押しだったキャラは「海堂直也」と「J」。
全編通して555を盛り上げていたのはやはりキャラクター同士の思惑のズレや勘違いと、お互いの正体を知らない状態での交流(コント?)だったと思いました。視聴者目線だと「違うんだよー!あーそうじゃない!」と思わず画面の中のキャラクター達の行動にちゃちゃを入れたくなるような歯がゆい感じが、脚本が上手いなぁと思いました。
4角関係の恋愛模様に関してはドロドロした部分は主に草加が背負っていて、他のメンバーは割とコントになっていてむしろ笑えて面白い展開のほうが多かったように思えました。
まぁ問題はこの草加雅人という人物ですが…平成ライダーでも特に強烈なキャラとして有名だとは耳にしていたので、とんでもない狂言キャラだということはある程度覚悟していましたが、全編通して考えてみると7割「嫌な奴、最低な奴」2割「気持ちはわからないでもない」1割「意外に良い奴」といった具合の印象を受けました。
7割部分はともかく(苦笑)、真理や塾生メンバーの悲劇から来るオルフェノクへの憎悪なんかは結構共感できる部分は多かったのは事実。
そして意外に良い奴な面もあって、巧以外の三原や啓太郎に対する接し方は割と普通だし、携帯でピンチの情報を聞くとすぐに駆けつけてくれたりもしていたし、完全に狂ったキャラ、とは言い切れない辺りが上手いバランスではないかと思いました。
逆にどうしても不満だったのは最終盤です。特に木場さんのキャラのブレはとても違和感がありました。長田(クレインオルフェノク)の死や、人間達の酷い行動に絶望して豹変するという流れ自体はわからなくはないものの、スマートブレイン社長に就いてからキャラが豹変し過ぎてもはやナニコレ状態でした。
ここまで完全な悪に染まると、序盤からの木場の心情変化の展開が逆に足枷になってしまって、どうしても違和感を感じてしまいました。
オルフェノクの設定や、流星塾の謎などに関してはキッチリと描写がされて綺麗にまとまっていただけに、肝心の「人間とオルフェノクの共存」への納得がいくオチが生まれなかった事や、警察がオルフェノクの捜査をしていた件がどう解決したのか有耶無耶だったのが気がかりでした。
ちなみに劇場版パラダイス・ロストに関してはレンタル屋さんで借りられていてまだ観ていません。細かい設定などに関しては中古書店で「仮面ライダー555超全集 上巻/下巻」が見つかったので、それで補完しました。
*ちなみにこれで視聴完了した仮面ライダーは…
(リアルタイムで観てたもの)剣、電王、ディケイド、W、オーズ、フォーゼ、鎧武、ドライブ
(ビデオや配信などで後から観たもの)龍騎、555、Black、RX、カブト
となりました。まだ全話観てない作品だとクウガが途中までしか観てなかったはずだから、今後はそれを観てみようかと思ってます。キバとウィザードは途中まで観てたけど、作風が合わずに見なくなってしまったんだよねぇ…これもどうしよう
序盤の印象では放浪旅を続けるロードムービーかな?と思いましたがそれは流石になく(予算の都合的に)。
序盤は割と 強引にベルト渡される → カバン間違えてしまった → 戦え! …の繰り返しなので話自体はそこまで盛り上がらないものの、むしろ平成2期ライダーにはあまり無いリアルな日常描写が逆に新鮮でした(特に真理の美容室での仕事の場面とか)。
10話過ぎた辺りからラッキークローバーやら草加やら濃いメンツも揃って来て段々と盛り上がって555にハマってきたのはこの辺り。特に村上社長がいかにも脚本家(井上敏樹さん)らしいキャラでツボだった。
ちなみに知り合い2人達から一押しだったキャラは「海堂直也」と「J」。
全編通して555を盛り上げていたのはやはりキャラクター同士の思惑のズレや勘違いと、お互いの正体を知らない状態での交流(コント?)だったと思いました。視聴者目線だと「違うんだよー!あーそうじゃない!」と思わず画面の中のキャラクター達の行動にちゃちゃを入れたくなるような歯がゆい感じが、脚本が上手いなぁと思いました。
4角関係の恋愛模様に関してはドロドロした部分は主に草加が背負っていて、他のメンバーは割とコントになっていてむしろ笑えて面白い展開のほうが多かったように思えました。
まぁ問題はこの草加雅人という人物ですが…平成ライダーでも特に強烈なキャラとして有名だとは耳にしていたので、とんでもない狂言キャラだということはある程度覚悟していましたが、全編通して考えてみると7割「嫌な奴、最低な奴」2割「気持ちはわからないでもない」1割「意外に良い奴」といった具合の印象を受けました。
7割部分はともかく(苦笑)、真理や塾生メンバーの悲劇から来るオルフェノクへの憎悪なんかは結構共感できる部分は多かったのは事実。
そして意外に良い奴な面もあって、巧以外の三原や啓太郎に対する接し方は割と普通だし、携帯でピンチの情報を聞くとすぐに駆けつけてくれたりもしていたし、完全に狂ったキャラ、とは言い切れない辺りが上手いバランスではないかと思いました。
逆にどうしても不満だったのは最終盤です。特に木場さんのキャラのブレはとても違和感がありました。長田(クレインオルフェノク)の死や、人間達の酷い行動に絶望して豹変するという流れ自体はわからなくはないものの、スマートブレイン社長に就いてからキャラが豹変し過ぎてもはやナニコレ状態でした。
ここまで完全な悪に染まると、序盤からの木場の心情変化の展開が逆に足枷になってしまって、どうしても違和感を感じてしまいました。
オルフェノクの設定や、流星塾の謎などに関してはキッチリと描写がされて綺麗にまとまっていただけに、肝心の「人間とオルフェノクの共存」への納得がいくオチが生まれなかった事や、警察がオルフェノクの捜査をしていた件がどう解決したのか有耶無耶だったのが気がかりでした。
ちなみに劇場版パラダイス・ロストに関してはレンタル屋さんで借りられていてまだ観ていません。細かい設定などに関しては中古書店で「仮面ライダー555超全集 上巻/下巻」が見つかったので、それで補完しました。
*ちなみにこれで視聴完了した仮面ライダーは…
(リアルタイムで観てたもの)剣、電王、ディケイド、W、オーズ、フォーゼ、鎧武、ドライブ
(ビデオや配信などで後から観たもの)龍騎、555、Black、RX、カブト
となりました。まだ全話観てない作品だとクウガが途中までしか観てなかったはずだから、今後はそれを観てみようかと思ってます。キバとウィザードは途中まで観てたけど、作風が合わずに見なくなってしまったんだよねぇ…これもどうしよう
コメント
昭和ライダーでどれか一つだけ勧めるとしたら自分は間違いなくBlackだね。
一つの作品として独立してるのに加えて
昭和ライダーの特色もすべて凝縮されてるのはあれを置いて他にない。
ただ昭和ライダーって基本同じことの繰り返しで中だるみがひどいんだよね。
Blackもそういう所あったけどシャドームーンがそれを覆してくれるところは多々あったし
何よりそれだけのカリスマ性があったから
あいつが出て来ると割と無条件で面白かった覚えがある。
またあの時代の空気感がいいんだよね、話の重さとぴったりで。
淀んだ空気がかえって心地よく感じられて、展開の熱さも引き立つ。
序盤のサスペンス的な導入部分も刺激的でね。ともかく良かった。
もう少し話に緩急があれば文句なかったけどね。特に中盤。
その点はRXでかなり改善されてたけど。
ただ単純に見てて面白かったのはRXの方だったな。
Blackと比べて明るすぎたり
もう少しアダルトな感じにして良かったのではってのはあったけど。
その割に終盤で居候先のお父さんとお母さん殺しちゃうもんだから
見ててうわー…っとはなった。
鬱要素のぶっこみ方すごいなと思ったよw
ただ、終盤で先輩方出てくる意味あったかな?ってことくらいかな。バイオライダー強過ぎで、ほぼRXだけで勝ててしまうという